【⓪準備編】⓪ー1 お金ゼロから夢を叶える目的 ─ 自分自身を分析する

前回の記事「最初に読むべき記事」では、
人生を変えるために必要な5つの土台の

「お金・時間・環境・心・力(スキル)」=五層構造論について紹介しました。

図にもあるように、これは“夢(理想)”と“現実(今の状態)”をつなぐための考え方です。

今回の記事では、その続編として 準備編 0−1「自分自身を分析する」 を扱います。
ロードマップ上でグレーになっている部分が、まさに今回取り組む領域です。

■この記事でやること

あなたが夢に向かって歩き出すためには、
まず 「今の自分を正確に知ること」 が欠かせません。

  • どんな夢を持っているのか

  • なぜその夢を叶えたいのか

  • そのために“現実”を整える必要があるのはなぜか

  • いまの自分は理想と比べてどれくらいの位置にいるのか

こうした問いに答えていくことで、
「自分の本音」 がはっきりと見えてきます。

■ 五層構造論とは?

五層構造論は、人生を立て直すための5つの視点を整理したフレームワークです。
各層は独立しているようでいて、実際には互いに強く影響しあっています。

たとえば……

  • スキルが上がる → 収入(お金)が増える

  • 臨時収入が入る → 良い寝具を買える → 睡眠の質が改善し、心が前向きになる

このように、たった1つの改善が別の領域も動かし、
やがて“夢を叶える力”の土台となっていきます。

■ なぜ最初に「自己分析」なのか

お金を整える前に、まず必要なのは「自己分析」です。
夢を叶えるには、今の自分を知ることが何よりも大切。

そこで、次の5つの質問に答えてみてください👇

1️⃣ 自分の夢は何か?


2️⃣ なぜその夢を叶えたいのか?


3️⃣ なぜ夢を叶えるために“現実”を良くする必要があるのか?


4️⃣ 理想の自分を5段階で評価すると何点?


5️⃣ なぜその点数なのか?

深く考えすぎなくて大丈夫です。
思いつくままに書くことがポイントになります。
何度変えても、後で変わってもOKです。

「なぜ?」を繰り返すことで、
自分でも気づいていなかった本音が見えてきます。

私自身を例にしてワークの記入例をお見せします。

①自分の夢は何か?

私の夢は、

東京のマンションに住み、自分の絵を世界に届けること。

お金がなくても夢は叶えられる──
その体験を、今苦しんでいる人に伝えたい。

②なぜ夢を叶える必要があるのか?

  • 納得のいく人生を送りたい

  • 「高収入にはなれない」と決めつけたくない

  • 地方の狭い世界で終わりたくない。もっと広い世界を見たい

③なぜ夢を叶えるために現実を良くする必要があるか?

【お金】東京のマンションに住むには一般の会社員だと無理。

起業家、高収入にならないと実現出来ない。

【時間】会社員だと自分の時間が取れない。(特にブラック会社の場合は尚更)

自分の絵の創作時間すら取れないし、大切な人との時間も取れない

【環境】自分のことを否定する環境だと、成長出来なくなる。

理解してもらえる環境、または肯定も否定もされない、自分自身を肯定できる環境が必要。

【心】高収入、金持ちでも性格が最悪、人として終わっている人もいる。

自分自身と向き合って、自分自身を知ることが必要

【力】絵の技術だけでなく、考え方、発想力も必要。そのためには、

お金(活動資金)・時間(描く時間)・環境(自分を否定してこない環境)・心(自分自身を理解、落ち着いた心)も必要

④理想の自分の五段階は何点か?(最高5点、最低1点)

例として、

お金(自分の理想の月収100万円)

(5点)月収100万

(4点)月収80万

(3点)月収60万

(2点)月収40万

(1点)月収20万

時間(24時間の中でどれだけ自由時間があれば満足するか?)

(5点)8時間

(4点)6時間

(3点)4時間

(2点)2時間

(1点)1時間

環境(会社の人間、友人、家族、物理的環境)

私の満点5点は独立することで会社の人間関係で悩まず、同じ志を持った友人と出会って、将来家族と暮らして、東京の綺麗なマンションに住むことが理想です。

会社を軌道に乗せることが理想の方、良い友人や恋人に出会うことが理想の方、まず生活環境をなんとかすることが最優先、など状況が異なる方が多いと思います。

「環境」は点数を付けるのは難しいですが、

「新築のマンションに住むのが理想だけど、中古のマンションでも満足だから点数は4にしよう!」でも大丈夫です。

 

心(自分をどれぐらい理解しているか)

後に「心」について説明をしますが、ここではなんとなくで大丈夫です。

(5点)完璧!すべて理解している!

(4点)ほぼ理解している。

(3点)まぁまぁ理解している

(2点)ちょっとしか理解していない

(1点)全然理解していない

力(自分のやりたいこと、自分の好きなことのスキルはどれくらいあるか?)

(5点)神

(4点)プロクラス

(3点)プロの一歩手前

(2点)平均的

(1点)素人レベル

あくまで私の一例なので、自分でカスタマイズして大丈夫ですし、

周囲の目を気にせず自分が思ったように点数を付けてください。

周囲の目は、会社の人間、友人、親、親族、世間の目になります。

「こんな月収望んだら・・・こんな環境を望んだら・・・自分の夢の為に音楽の力(スキル)を上げたいけど、笑われるよな・・・恥ずかしいな」と躊躇して本当の理想を書けないかもしれません。

後に「環境」について記事を作成しますが、どうして躊躇してしまうのか?と深堀していく作業があります。ここで躊躇して本当の理想を書けなくても大丈夫です。

ワークを進めていくことで本当の自分が書けるようになります。

⑤なぜその点数になったのか?

私の理想の点数はこの形になります。

お金・時間・環境は5点満点ですが、心と力(スキル)は4点にしています。

なぜ4点なのか?理由あります。

 心(4点にした理由)

自分のすべてを理解していると思い込むと、成長が止まります。
新しい世界に飛び込み、未知の分野に挑戦するたびに、
「まだ知らない自分」が見えてきます。だから私は、「自分の操作は完璧だ」と思いたくない。
成長の余白を残すために、あえて4点にしています。

力(スキル)4点にした理由)

どんなに上達しても、「これで完璧」と思った瞬間に伸びなくなる。
絵の技術、表現方法、発想力──まだまだ学ぶことばかり。

私は「神」ではなく、常に進化し続ける人間でいたいので、
力(スキル)は4点にしています。

私は絵を描いていますが、アナログやデジタルの表現方法、描き方など全てを熟知、技術を身に付けていないですし、どんどん新しい技術がこれから出てきます。ここで神レベルだと思ってしまうと、新しい技術や知識を学ばなくなってしまいます。

お金(5点満点)

東京での生活には、家賃・固定費・起業資金などを考えると月収100万円が必要。
「現実的にそのくらい稼げたら安心して創作に集中できる」と考えています。

つまり、私にとって「お金の満点」は「安心して夢に集中できる状態」です。

時間(5点満点)

会社員時代は、仕事で疲れ果てて自分の時間が取れませんでした。
今は絵を考える時間・休む時間・大切な人と過ごす時間、
そのどれもが「心の栄養」になっています。

だから私は「8時間の自由時間=5点」としています。

 

環境(5点満点)

否定される環境では成長できません。
理解してくれる人がそばにいる、
または肯定も否定もされず「自分を認められる環境」が理想です。東京で起業した方が自分には良いから。

 

■ 深掘りのすすめ

ワークの目的は「完璧な答え」を出すことではありません。
「なぜ?」を繰り返すことで、
あなたが何を求め、なぜそう感じるのかを明確にしていくことです。

また先程の私の分析を見て、

「なぜ疲れやすい?グタグタする時間は必要あるの?」

「なぜ東京なの?神奈川や地方じゃダメなの?」

「良い条件の会社に就職するじゃダメなの?」

と思った方がいると思います。もちろんこれも深堀していきます。

「現在」の状態を分析する

次は自分の「現在」の状況を分析して下さい。

人生を変えたいなら最初に読むページ お金ゼロから“現実を変える”5つの方法 – お金ゼロから夢を叶える

この記事と重複している部分はありますが、理想から現実を比較する作業になります。

作成した理想の点数と比べて現在の点数を付けましょう。

今は会社員ではありませんが、当時に戻ったつもりで現実を分析(振り返り)してみます。

お金➡点数1。満点5(目標月収100万)に対して、月収が約20万円、目標の約5分の1になります

時間➡点数1。自由時間が約8時間程欲しいが、仕事(会社にいる時間)が18時間、睡眠時間が5時間程で余った時間は家事や通勤時間に使われる。自由時間の前に睡眠時間すら取れていない。

環境➡点数1。会社はブラックで上司、先輩は常にイライラで空気が重く、友人達もブラック会社で勤めているせいか昔と違って気性が荒くなってしまった。そして裏切り、誹謗中傷をされる。親は過労で倒れそうで会社を辞めたがっている自分に対して甘えるなと説教をしてきました・・・。(点数1ですが―10でも良いくらいです)

心➡点数1。お金もなく、時間もなく、環境が原因で、心が荒んでいった。自分が何者かわからない状態で仕事をしていた。

力➡点数1。未経験の状態で入社し、一切スキルがない状態。

 

このように自分の理想と現実を比べてることで、自分に何が足りないか見えてきます。

理想と現実のギャップを見て落胆しても、これからのワークで理想の自分になれて夢を叶えることが出来ます。

■ アウトプットが現実を変える

自己分析は、頭の中だけで終わらせず、
実際に言葉にして「外に出す」ことが大切です。

 コメント欄やノートに書き出すだけでもOKです。

書くことで思考が整理され、
“夢”が“行動”に変わるスイッチが入ります。

私はあなたの夢を笑いません。
あなたの「第一歩」を心から応援します。


■ まとめ:アウトプットしてみよう

以下の5つを、コメント欄やノートに書いてみましょう。

1️⃣ 自分の夢は何か?
2️⃣ なぜ夢を叶えたいのか?
3️⃣ なぜ夢を叶えるために現実を良くする必要があるのか?
4️⃣ 理想の自分を5段階で評価すると何点か?(お金・時間・環境・心・力)
5️⃣ なぜその点数なのか?

アウトプットすることで、あなたの現実は少しずつ動き始めます。

夢は、分析することで形を持ちます。

次の記事は➡こちらになります。https://ichinosehp.com/0-2/ ‎

【⓪準備編】⓪ー2 お金ゼロから夢を叶える目的 ─ 相手を分析する になります。

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いちのせまゆずみ
【著者プロフィール】いちのせまゆずみ 長時間労働で身体と精神を壊し、自分の好きなことで人生を過ごす目標を夢に会社を退職。失業手当と職業訓練給付金、リゾートバイトを活用し、時間とお金を確保することで人生の再スタートを切りました。 このブログでは、リゾートバイトや職業訓練の体験談、お金の管理術など、実体験ベースの情報を発信しています。 「お金がないけど夢を追いたい」という方のヒントになるような情報をこれからも書き続けます! 趣味:イラストやデザイン制作、ポケモンGO 目標:時間とお金を確保しながらやりたいことをすること。